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Sake World
[滋賀/松の司]契約栽培100%の日本酒造り[松瀬酒造]松瀬社長にその背景と現状を聞く
1860年に滋賀県竜王町で創業した[松瀬酒造]は、鈴鹿山系・愛知川の伏流水を仕込み水に用い、全量契約栽培米による酒造りを行っている。1988年からは地元・竜王町に加え、兵庫県特A地区で山田錦を中心とした契約栽培を開始。1992年には全ての原料米を契約栽培に切り替え、現在までその体制を維持している。2002年には契約農家の全てが「環境こだわり農産物認証」を取得。翌年からは無農薬・無化学肥料栽培米にも注力し、環境意識の高まりとともに一層注目を集めてきた。
昨今は「令和の米騒動」と呼ばれる事象により、これまでになく「米」への関心が高まっている。海外産米も珍しくなくなった今、松瀬酒造は米造り、そして酒造りをどう考えているのか――その想いを取材した。